2008年9月2日火曜日
思いつきだけしかないが・・・それが何か・・・
あれからずっと、ゴジラはプロレス用の覆面を欲しがっている。 お前、外見に拘り過ぎなんじゃないか?
気にしないで、ゴジラはゴジラとして堂々と外を歩けばいいじゃないか。
ゴジラ「お前はいいよ。 普通にしていても何も言われないんだから。 俺たち怪獣は、ちょっと転んでも笑われるし、喉イガで咳き込んで火を吹いても後ろ指を差されるんだぜ。」
いや・・・転んだら誰でも笑うと思うが・・・・まあ、お前の場合スケールが大き過ぎるけどな。
それに火を吹かれたら普通にびっくりすると思う・・。
ゴジラ「俺だって、誰にも見つからないでビデオ借りたいし、誰にも見つからないでコンビニとかで雑誌の立ち読みしたいんだ。」
いいじゃないか・・・別に何やっても平気だよ。
それとも何か不都合なことがあるのか?
ゴジラ「実は・・・・俺がさ、ビデオ屋で格闘技コーナーに行こうとした時、近くにいた女の子たちがこっち見てヒソヒソ話しているのが聞こえたんだ。」
女の子たちの会話
「ねぇねぇ、あれ・・・・ゴジラじゃない?」
「ええ?どこ? ・・・あああ、ホントだ。」
「なんかさぁ・・ゴジラがビデオ選んでるとこって笑えるわね(笑)」
「何を借りに来たのかしら?」
「ちょっと・・・奥に行くわよ。」
「きゃあ・・・ゴジラって実はヤバ系?」
「アイツ、きっとムッツリすけべなんだよ。」
「バカ、聞こえるわよ。 キャアアこっち見た!」
お・・・お前・・・何のビデオ借りたんだよ! 恥ずかしいヤツだな(汗)
ゴジラ「違う! 違うんだよ(泣) 確かに格闘技コーナーの隣はそれらしいものが並んでいたかもしれんが、目的はそれじゃないって!」
怪しいもんだ(疑)
ゴジラ「おい、お前までなんで俺をそんな目で見るんだ?(泣)」
じゃあ、何を借りてきたんだよ。
ゴジラ「だからさぁ、そこじゃ選べなかったんだよ。 女の子たちが気になっちゃってさ。 ちょっとでもそっちに行こうとすると、エッチだのいやらしいだの言い始めるんだ。 近寄れないだろ?」
やっぱり、怪しいな・・。 格闘技コーナーに行くフリして、実はそっちが目的だったんじゃないか?
ゴジラ「バ、バカ言うなよ! お、俺は本当に・・・(滝汗) 第一、俺にそんな勇気はねぇ・・」
じゃあ、そんなの気にしないで借りてくればよかったんだよ。
素早く選んで、”格闘技”っていうタイトルを見せながら、レジに行けば問題なかったと思うぞ。
ゴジラ「そ、そうなんだけど・・・。 そうしようと思ったんだけど・・・。 その女の子たちがさ・・・友達連れてきて大人数で指差しながら笑ってるんだぜ。 ゴジラの尻尾はもう一つあるとか・・・。 全裸で歩く露出狂怪獣とか・・・散々言われてさぁ(涙) 選ぶどころじゃなくなったよ(大泣)」
ああああ・・・それはいかん。 お前、そこでグズグズしていたんだろ? 僕なら一旦退却する。
ギャルに捕まったら、とことん弄られるぞ。
ゴジラ「だろ? だからさ・・・反対方向のホラー映画のコーナーに逃げたんだ。」
危なかったな・・・(汗) それで? 結局どうした?
ゴジラ「うん・・『死霊のはらわた』借りて来た・・。」
!!!!!!!! お前、そのままホラーを借りたのか?
ゴジラ「だって、そこ、行き止まりだったんだ。 もし何も持たずに出たら、後で何言われるか・・・。」
そ、それで?・・・女の子たちの反応はどうだったんだ?
ゴジラ「ん・・・・何故か・・・つまんなそうだったよ・・」
・・・つまんなそう???・・・・・・・・・・・・いったい何を期待していたんだ・・・・(汗)
うーん・・・なるほど・・そうかぁ・・・かなり厳しい状況だったんだな・・・何となくその時の場面が想像できるよ(同情)
だけど、お前ホラーとか嫌いじゃなかったっけ?
ゴジラ「う・・ん・・・だからさぁ・・・一緒に見てぇ! お願いぃ(泣)」
そして僕たちは、幾分虚しさを感じながら、2人で夜中に『死霊のはらわた』を見たのだった・・・(ああ、怖かった・・・涙目)
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